躁うつ病(双極性障害)の社長・経営者の下で働いている方
「社長のテンションが高すぎる・・・」
「社長の機嫌が悪い・・・」
「理不尽すぎてこわい・・・」
こういったブラック企業にありがちな悩みに答えます。
本記事の内容
- 躁うつ病(双極性障害)ってどんな病気?
- 【体験談】躁うつ病(双極性障害)の社長・経営者はこんな感じです
- 【体験談】躁うつ病(双極性障害)の社長・経営者との付き合い方
この記事を書いている僕は、Web系の営業経験が13年以上です。(2019年現在)
これまで上場企業やスタートアップ企業など5社のWeb関連事業立ち上げや営業マネジメントに関わってきました。
前職では取締役 事業開発本部 部長でしたが、ほぼ倒産寸前で退任しました。
現在はフリーエージェントとして、数社の営業代行やWeb周りのコンサルティングをやっていて収入も安定しています。
ベンチャー企業からブラック企業までいくつも見てきたので、そのノウハウや知見を共有します。
ブラック企業と呼ばれる会社にはブラック企業化の原因となるトップがいます。
社長がブラックな人間でなければ会社自体もブラックになりません。
ブラック企業の社長は躁うつ病の傾向があります。
自覚している社長もいればそうでない社長もいます。
特徴を理解することが大切です。
躁うつ病(双極性障害)ってどんな病気?
うつ状態だけが起こる病気を「うつ病」といいますが、このうつ病とほとんど同じうつ状態に加え、うつ状態とは対極の躁状態も現れ、これらをくりかえす、慢性の病気です。
「躁(そう)」がテンションが高い状態です。
「鬱(うつ)」がテンションが低い状態です。
この「躁(そう)」と「鬱(うつ)」のテンションを行ったり来たりします。
躁(そう)状態
仕事や勉強にはエネルギッシュに取り組むのですが、ひとつのことに集中できず、何ひとつ仕上げることができません。
高額な買い物をして何千万円という借金をつくってしまったり、法的な問題を引き起こしたりする場合もあります。
失敗の可能性が高いむちゃなことに次々と手を出してしまうため、これまで築いてきた社会的信用を一気に失ったあげく、仕事をやめざるをえなくなることもしばしばあります。
また、自分には超能力があるといった誇大妄想をもつケースもあります。
社長がテンション高い時はこの状態です。
売上や目標が達成された時はテンションが大爆発します。
変なスイッチを押してしまうと一気にうつ状態、不機嫌になるので要注意です。
鬱(うつ)状態
早朝覚醒、食欲の減退または亢進、体重の増減、疲れやすい、やる気が出ない、自責感、自殺念慮といった様々なうつ状態の症状のうち、5つ以上が2週間以上毎日出ている状態が、うつ状態です。
会社に来ない時はだいたいこの状態です。
夜寝て、朝起きてすぐ寝て、昼過ぎに起きるなど生活のリズムが乱れてる社長が多いです。
仕事以外には自宅に引きこもっている社長に多い傾向です。
【体験談】躁うつ病(双極性障害)の社長・経営者はこんな感じです
- いいことがあった時はテンションが高い
- うまくいってない時は会社に来ない
- 話している途中で急に不機嫌になる
- 寝る時間が長く、昼夜が逆転している
- 物忘れがはげしい
いいことがあった時はテンションが高い
大きなお金が入ってきた時や売上が達成された時はこうなります。
周りが引くくらいテンションが高いです。
しつこいほどにウザ絡みしてくる場合もあります。
テンションが振り切っている分、急に悪い方にテンションがあがっていくことがあります。
機嫌を損ねないように気をつけましょう。
うまくいってない時は会社に来ない
経営がうまくいってない時はほぼ会社にきません。
思い通りにならないイライラが原因で寝ています。
もしくはストレスからくる眠気で寝ています。
朝・昼の連絡はつかず、夜になると連絡が増えます。
生活リズムがおかしくなっている場合は要注意です。
話している途中で急に不機嫌になる
同調しないと急に不機嫌になります。
求めている回答や成果が得られなくても不機嫌になります。
良いお金の報告があると機嫌がなおります。
テンションがあがりすぎる場合もあります。
寝る時間が長く、昼夜が逆転している
お金の心配で寝れなくなります。
朝、仕事がはじまることが憂鬱になり起きれなくなります。
昼、起きますが気力がなくダラダラしています。
夜、1日の成果を見て不安になり、急に活発になります。
これのくりかえしです。
物忘れがはげしい
一に金、二に金、三に金、といった状況です。
お金以外のことはまったく頭に入らないようです。
お金のことで心の平安を手に入れると物覚えがはっきりします。
【体験談】躁うつ病(双極性障害)の社長・経営者との付き合い方
- 社長に同調してイエスマンになる
- 共通の敵をつくる
- まずいと思ったらすぐに距離をおく
社長に同調してイエスマンになる
ブラック企業の社長との付き合い方に正解はありません。
これまでお付き合いしてきた経験で、これに尽きると思います。
とにかく自分の意見を通そうとしないことです。
その社長や経営者の意見が間違っていたとしても「イエス」あるのみです。
自主性、主体性を求められても「イエス」あるのみです。
どんなに怒られても「イエス」あるのみです。
柔軟に対応できれば100点なのですが、取るのはむずかしいです。
それであれば50点くらいでご機嫌を取るくらいが良いです。
共通の敵をつくる
あなたにとってその社長・経営者が厄介だとします。
それはあなたの部下や上司、取引先にとっても同じです。
社長のイライラが自分に向いた時、社長の怒りの向きを変えましょう。
一旦、逆ギレ気味に流れを変えつつ。
原因をあなたの部下や上司、取引先に向けましょう。
今まで最悪の敵だった社長が最強の味方になります。
まずいと思ったらすぐに距離をおく
なんとかうまく付き合おうと思っても無理なものは無理です。
どうしても我慢できなくなったら潔くやめましょう。
あなたがなんとかできる相手ではないのです。
変わることを望んでもいけません。
とにかく自分の時間と気力を大事にしましょう。
自分自身が病気になってしまっては元も子もありません。