IT系ベンチャー企業で働いている方、これから働く方
「IT系ベンチャーってブラック企業多いイメージがある・・・」
「HPや求人がいかにもブラック企業っぽい・・・」
「なんでブラック企業化するんだろう・・・」
こういったブラック企業にありがちな悩みにお答えします。
本記事の内容
- そもそもベンチャー企業とは?
- ベンチャー企業がブラック企業化する3つの理由
- ベンチャー企業とブラック企業を見極める方法
この記事を書いている僕は、Web系の営業経験が13年以上です。(2019年現在)
これまで上場企業やスタートアップ企業など5社のWeb関連事業立ち上げや営業マネジメントに関わってきました。
前職では取締役 事業開発本部 部長でしたが、ほぼ倒産寸前で退任しました。
現在はフリーエージェントとして、数社の営業代行やWeb周りのコンサルティングをやっていて収入も安定しています。
ベンチャー企業からブラック企業までいくつも見てきたので、そのノウハウや知見を共有します。
そもそもベンチャー企業とは?
まずはベンチャー企業ってどんな会社なの?ということです。
最近では「スタートアップ」とも呼ばれています。
ざっくりと説明すると、
大手の企業がやっていない(やりたがらない)事業で、新しい技術やアイデアを元にしたビジネスプランで起業した会社です。
会社の規模としては小さい会社が多いです。
少ない資金ではじめることが多いので、お金もたくさんありません。
投資家から出資を受けている会社がほとんどです。
新しいサービスを世の中に提供するという点ではやりがいは大きいです。
ベンチャー企業がブラック企業化する3つの理由
- 会社の資金が安定しない
- ひとりに対して求められる仕事が多く、時間がない
- 採用、育成の態勢がない
会社の資金が安定しない
プロモーションやサービスが当たれば一発逆転も可能です。
それまでは収益が安定せず、売っても売っても楽にならないということがよくあります。
よっぽど売れなければ給料の支払いも厳しくなります。
給料が遅れる、なんてこともない話じゃありません。
それでもやりがいを持って働けるのであればアリだと思います。
ひとりに対して求められる仕事が多く、時間がない
会社にとって、人に払うお金が一番高いので、そこをできるだけ抑えなくていけません。
なので、
- 安い給料でひたすら単純作業をしてもらう(インターンやバイトなど)
- 人並みに払いつつもアレもコレもまかせる(試用期間あり)
といった具合に、
いかにコストをかけないで仕事の質と量をあげるかということになります。
やってもやっても仕事が終わらないということがよくあります。
ちょっと疲れたからサボろうとしたら最後、与えられた仕事がただ積み上がるのみです。
やりがいをもって取り組んでいる時は成長速度も早く、楽しさもあるのですが、その状態がいつまでも続くとさすがに疲れるので要注意です。
採用、育成の態勢がない
仕事が多すぎてパンクしそうになり、人を入れようという流れになります。
ですが、会社に人を受け入れる態勢がありません。
みんな忙しいから仕事を教えるヒマがないということです。
なので、仕事が丸投げになりがちです。
教わらないまま丸投げされる
→できなくて当然
→でもなぜか怒られる
まさに負のループです。
これも修行だと思えるくらいやりがいを感じているなら大丈夫です。
ベンチャー企業とブラック企業を見極める方法
- 求人サイトで幅広い職種で大量採用している
- ホームページで人やオフィスの雰囲気がわからない
- キャッチコピーがあやしい
求人サイトで幅広い職種で大量採用している
大量採用している場合、
大量の仕事を抱えていて人手が足りないということが予想できます。
あとは離職率が高い可能性があります。
前の項目で説明した通り、
人の採用と育成をする態勢がない場合がほとんどなので、
入社してもすぐ離脱することを想定している可能性があります。
事業が順調で大量に採用したいという優良企業もあります。
会社のサイトで事業の動きをみつつ、面接などで聞いてみるのもいいかもしれません。
ホームページで人やオフィスの雰囲気がわからない
今時、顔が見えないってこわいですよね。
あとは自分がはたらくとして、職場の雰囲気がイメージできないのも困ります。
辞めた人の写真をそのまま使ってる会社もあるので見極めも難しいですが。
会社のブログがきちんと動いているか、公式のFacebookページが更新されているかなど、
ブログやSNSで会社の雰囲気を見てみるとよいかもしれません。
キャッチコピーがあやしい
「夢」「成長」「未来」「やりがい」あたりのキャッチコピーはあやしい雰囲気があります。
学生の方にはキラキラして見えるのかもしれません。
キャッチコピーが抽象的だと何を目指している会社なのかわかりにくいです。
なので、できるだけ具体的に何をやっている会社なのか、会社のサイトや面接などで確認しましょう。
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