今の会社や仕事がブラックで疑問を感じている方
会社がブラック企業でシンドイ
やりがいはあるけど金がなくてシンドイ
このまま続けても先が見えない
こういった悩みに答えます。
本記事の内容
- ブラック企業エピソード11選【ブラック企業歴13年以上の僕が徹底解説】
- まとめ
- オススメの転職サービス3つ
この記事を書いている僕は、ブラック企業の在籍経験が13年以上あります。
転職経験が4回あり、見事にすべてがブラック企業。
ブラック企業での幹部職も経験があり、取締役事業開発本部長として、2年ほど会社に布団を敷いて寝泊まりしていました。
現在は自営業で、ブラック企業の苦しみから解放され、快適に生活しています。
そういった経験からブラック企業で働いていた時のエピソードを解説していきます。
ブラック企業エピソード【ブラック企業歴13年以上の僕が徹底解説】
ネットには様々なブラック企業エピソードがあふれています。
不幸自慢をするわけではありませんが、僕も負けじとブラック企業エピソードの宝庫です。
過去13年間のブラック企業での経歴を振り返りつつ、ひとりでも多くの人が環境を変えるキッカケになればと願い、解説していきます。
カラオケボックスで声出し
新卒内定者研修が合宿形式だったのですが、最終日にカラオケボックスで声出しでした。
朝10時にカラオケボックスに到着。
内定者同士で3人1組のチームを編成された後、行動力基本動作10か条が書かれた紙を渡されました。
行動力基本動作10か条
第1条
ぐずぐずと始めるな、時間厳守。行動5分前には所定の場所で仕事の準備と心の準備を整えて待機せよ。第2条
行動に当っては、短期間に最高の成果を上げる事を心に誓え。そして心の中に達成意欲がメラメラと燃えるまでは決して行動に移ってはならない。やってやるぞと一声叫べ。第3条
指示を受けたら大きな声でハイと返事をし、直ちにとりかかること。いったん行動を開始した後は、猟犬の如く忠実に、狐の如く賢く、そしてライオンの如く勇猛に。第4条
始めに結果の報告書を作成し、仕事の進行と共に空欄を埋めていけ。これを企画という。第5条
行うべき作業を列記し、項目に優先順位を記せ。第6条
行動は敏速を旨とす、このためには動作はきびきびと、言語は簡潔明瞭にてきぱきと進めよ。第7条
質問されたら全員即座に手をあげ、指名された者は簡潔明瞭に答えること。わからない場合はわからない旨はっきり答えよ。第8条
いかなる困難に直面しても目的を放棄せず、時が深更に及ぼうとも最後までやり遂げる不退転の強い意志を持て。第9条
行動の価値を決定するのは、所要時間と結果の良し悪しである。最も短い時間で最良の結果を得られるよう、常に 手順・方法を工夫改善し、昨日より今日、今日より明日と、時間の短縮と結果の向上を図れ。第10条
行動は命令者への結果報告によって完了する。やりっぱなしは何もしないよりまだ悪い。報告及び事後処理を完璧にやれ。以上
これを3人1組で暗記して唱和です。
ルールは「本気であること」です。
人事部の方々が「本気で声が出ていない」と判断した場合は即アウト。
次のチーム、また次のチームといったかたちで順に変わっていきます。
3人1組ですので、10か条を忘れてしまった、途中で間違えてしまった場合も連帯責任で即アウトです。
こんな感じで本気の声出しが延々と続き、その場で内定を辞退する人や声が出なくなって涙を流す人などカラオケボックスがカオスな状態でした。
朝の10時に声出しをスタートし、各チーム合格して声出しが終了したのが夜の10時。
半日本気で声を出していたので、誰一人まともに声が出る人はいませんでした。
不思議なことに、脱落者をのぞいた全員が感動と達成の喜びから涙を流していました。
「気持ち悪い」「洗脳じゃん」と思われるかもしれませんが、人は本気で何かを成し遂げると感動する、快感を感じる仕組みになっているようで、それを体に覚えさせるのがこの研修の目的だったようです。
こうしてブラック企業のベンチャースピリッツを兼ね備えた営業マンが出来上がりました。
その後1週間くらい声が出ない状態で、食べ物や飲み物がすべてキツかったことを思い出します。
遅刻した社員をフルボッコにして地方に飛ばす
朝礼中に遅刻してきた社員がいました。
コソッと入ってきたのでバレるかバレないか際どいラインでしたが、バレてしまい、全員が見ている前で営業責任者から殴る蹴るのフルボッコに。
そのまま朝礼は中断し、その社員は営業責任者とともにミーティングルームへと消えていきました。
その数日後、その社員は福岡営業所に転勤になりました。
山積みのタウンページでテレアポ
営業リストなどなく、分厚いタウンページ5冊程度を目の前に積まれ、ひたすら電話です。
法人相手の営業だったのですが、業種など関係なく、1日300件〜500件のコール目標でした。
営業全員が死に物狂いで電話をかけまくります。
眠くなってきたらその場で立ち上がって立ちアポ。
全体のテンションが下がってきたら机の上に乗って立ちアポ。
受話器をネクタイで頭に固定してひたすらかけまくる人もいました。
誰かがアポを取れば全員で拍手喝采。
つらかった記憶より楽しかった記憶があるのが不思議です。
片道6時間かかる現地を日帰りで営業
朝6時に出発し、片道400kmを約6時間運転した後、お客様先を3、4件ほど訪問しました。
すべての商談が終わったのが19時あたり。
そこからまた片道400kmを約6時間運転して帰宅。
ほぼ毎日このような営業スケジュールでした。
移動にかかる費用を考えても現地にマンションかオフィスを借りておいた方がコスト的にも良かったですね。
レンタカー屋が車を貸してくれない
社用車として使用する車をディーラーやレンタカー業者と法人契約していました。
営業の際に、違反や事故、故障や廃車を何度も繰り返したため、どこの業者も車を貸してくれなくなりました。
唯一、何事もなく車を借りることができたのはタイムズレンタカーのみでした。
給料の遅延、未払い、分割払いが延々と続く
会社の入金サイクルが10日置きだったのですが、「営業の入金が足りないので支払い10日後で大丈夫かな?」と給料がまず10日後に遅れました。
そこから慢性的に10日遅れになり、20日遅れ、1ヶ月遅れという具合になり、10日ごとの分割払いになり、最終的には200万円程度が未払いのまま会社が消滅してしまいました。
社長も行方不明なので支払ってもらうこともできず、どうしようもない状態です。
経費の精算で生活
立替経費精算だったので、かかった経費を自分で支払い、支払った領収書を会社に提出して精算するという流れでした。
とはいえ、いつ精算してもらえるのかわからない入金状況で、月に1回精算してもらえることもあれば、こちらから上司に相談しないと精算してもらえないことがほとんどです。
給料の未払いが続いていた時は、この立替経費をその都度精算してもらい、それを生活費にあてて、残った分をまた経費として使って精算するという負のサイクルで生活していました。
今振り返ってもとんでもない損したなと。
立替経費精算の場合は、経費精算の控えをコピーして自分で保管しておくことをオススメします。
退職時に必ず精算してもらいましょう。
会社に布団を敷いて生活、帰るのはシャワーを浴びる時だけ
営業とWebディレクターを兼務した結果、仕事が深夜までかかることが増えてきました。
10時〜21時あたりまで営業の仕事をした後、21時から朝の3時や4時までディレクション業務をするような生活サイクルになってしまい、全ての仕事を切り上げてシャワーだけ浴びに帰り、仮眠してまた出勤という生活に。
徐々にシャワーを浴びに帰るのも面倒になり、そのままイスで寝落ちするようになり、いよいよ会社から布団が支給されて、オフィスで暮らしていました。
頭から尋常じゃない量のフケが出たり、肌荒れや肌のただれて地獄のような生活でしたが、相当なストレス耐性がつきました。
いきなり社宅を解約されてホームレスになる
自分で部屋を借りていたのですが、会社役員に昇格した時に、会社の近くに社宅を借りて引っ越すことに。
毎日の平均睡眠時間が2時間や3時間で朝起きれないことがよくあったことと、僕が会社を無断で辞めるのを防ぐためだったのでしょう。
会社の鍵は僕以外に社長と経理が管理しており、場合によっては、直近の部下が合鍵を借りて朝に僕を起こしにくることもありました。
東京に長期で出張に行くことになり、しばらく家を空けていたのですが、その間に業績が悪化。
「経費を節減するために一時的に社宅を解約する、社宅の荷物を一旦オフィスに保管する」という社長からの話があり、僕の出張中に家がなくなるという事態に。
それからしばらくしてから退職して自分で借りた部屋に引っ越しました。
漫画喫茶でシャワー
東京に長期で出張に行くことになったのですが、ビジネスホテルや社宅を借りる経費が一切ありませんでした。
渋谷にオフィスがあったので、そこにドンキホーテで買った布団を敷いて生活がスタート。
問題はオフィスなので風呂がないことで、オフィスの近くにある漫画喫茶マンボウでシャワーを借りていました。
経費も給料もほぼない状況でしたので、毎日シャワーに入ることもできずかなり辛かった記憶があります。
今は全く症状がないのですが、水虫になって指がただれてしまい、本当に大変でした。
もう二度とあんな生活できません。
家で寝てたら警察と消防、救急の人に起こされる
土曜出社が当たり前でした。
前日に相当な疲れがたまっていたこともあり、起きることができず熟睡。
誰かが家の中に入ってくる音と声がして、揺すり起こされて目を開けてみると、警察と消防、救急の人が10人ほど自分の家の中にいてビックリしました。
「自殺未遂ではないか」「何かおかしな薬を摂取してないか」ということを何度も聞かれ、意識チェックを何度もされました。
当時、僕の上司や部下が僕を起こすために何度も連絡したのですが、僕が寝ていて連絡がつかなかったので、「自殺の恐れがある」として通報したそうです。
後日になって社長から聞いた話だと、それを指示したのは社長だそうで、お灸をすえるためにやったとのことでした。
手口がエグすぎて驚きました。
まとめ
ブラック企業のエピソードを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
もしあなたが今の環境に疑問や不安を感じていて、それを変えるキッカケになれば幸いです。
そしてシンドイ環境から抜け出し、自分が本当にやりたいことに挑戦するキッカケになることを願っています。
僕自身、これまでのブラック企業で過ごしたことを後悔したことはありません。
ただ、もっと自分の時間を自分のやりたいことに使うことができたなと環境を変えてから気づくことができました。
そういった思いから1日1日をたいせつに、自分のやりたいことに全力を注いで生活しています。
おかげでとても充実しています。
実際にブラック企業のような過酷な環境に身を置いていると、外部からの情報は中々入ってこないし、見えづらくなってしまいます。
時間は取り戻せません。
心や体を壊してしまっては元も子もありません。
もしあなたが
「会社シンドイ」
「会社辞めたい」
「生活あるし困った」
という悩みを抱えているとしたら迷わず退職、転職することをオススメします。
あなたに合った会社、働き方はたくさんあります。
また、あなたと働きたいと思ってくれる会社はたくさんあります。
これを機会にぜひ情報収集だけでも始めてみてください。
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