勤め先がブラック企業で倒産してしまった方
勤め先がブラック企業で倒産してしまった
どうして倒産してしまったのだろう
どんな実態だったのだろう
こういったブラック企業にありがちな疑問に答えます。
本記事の内容
- 自転車操業になっている
- 新人が入ってこない、育たない
- 経営者や幹部は営業とバックヤードの調整に注力するべき
この記事を書いている僕は、これまで上場企業やスタートアップ企業など5社のWeb関連事業立ち上げや営業マネジメントに関わってきました。
ブラック企業をいくつも経験してきたので、そのノウハウや知見を共有します。
自転車操業になっている
営業で売り上げをつくっている会社にとって、営業の売上は死活問題です。
そういった営業会社は営業マンの売上に頼った経営になっていることがほとんどです。
経営者はリスクを回避するために、営業の売り上げだけに頼らない収益をつくることもやっていかなければなりません。
それをやらなかった結果、営業の売上目標が達成されないとすぐに危機になります。
例えばWeb系の会社の場合、売上の大半はWeb制作の受注になります。
Web制作の仕事を受注する方法はいくつもあるのですが、大半の会社の場合は営業マンが営業をして受注してくるというものです。
ですので、例えばこれが営業がダメで全然受注できなかったとします。
そうなると大変です。
最悪の場合、会社で働く社員の給料が払えないなんてことも起こり得ます。
では営業だけに頼らず会社の収益を安定させるにはどうしたら良いでしょうか。
その答えは、この営業による収益とは別に毎月安定して入ってくる固定収益を増やすことです。
Web制作系の会社で言えば、Web保守料、サポート費用がそれに当たります。
Web制作の売上と比べると少ない金額かもしれません。
ただし、毎月安定して入ってくるので、もし万が一、経営が危機に陥った時の助けになります。
これが多ければ多いほどスタッフの人件費をカバーすることができますよね。
さらに、これらとは別に、自社でWebメディアの立ち上げやSNSやYouTubeなどを活用して、広告収入を得るのも手です。
これも月々入ってくるものなので、いつまでにいくら入ってくるという固定の収益がわかります。
固定の収益がわかるということは、会社として支払うべきものを支払うための金額が把握できるだけでなく、何か新しいことを始めるための投資をすることもできるわけです。
新しい事業をはじめる、新しいスタッフを雇うなどですね。
つまり営業収入以外に、毎月ある程度安定して入ってくる収益もつくり、収益を分散させることで、万が一いずれかの収益にマイナスが出た時に補えるようにしておくことがたいせつです。
不思議なのですが、ここをやらずに営業の収益だけに依存している経営者がたくさんいます。
ですので、もしこの会社経営大丈夫なのかな?と疑問に感じることがあったらどのような収益の柱があるのか、これを理解しておくと良いです。
新人が入ってこない、育たない
ブラック企業は求人募集をかけても中々人が入ってきません。
広告をうまくやって何人か入社してきたとしても育たないでやめてしまうことがほとんどです。
先に挙げた営業に依存した会社の場合、営業マンの数と売り上げを掛けたものが全体の総売上になるわけで。
このような経営者は売上を増やすためにどうするのかというと、営業マンを増やそうという考えになるわけです。
人を大量に採用する→1ヶ月〜3ヶ月の間ふるいにかける→残るか辞めるか、というような感じですね。
IT系のブラック企業は営業の採用と育成にばかり労力を使いがちです。
営業がどれだけ受注してきてもその受注を補えるだけの社内と外注のリソースがなければ意味がありません。
例えばWeb制作の場合、
- 制作費を前金と後金の二回払い
- 納品後の後金払い
- 制作前の前金払い
このような入金体系がほとんどです。
制作のリソースが整っていないと、
- 納品に遅れが出てしまった
- お客さんの求めるクオリティで納品できなかった
このようなことが起こる可能性があります。
このようなことが起こると、
- 会社の入金に遅れが出る
- キャンセル、クレームにつながる
- 会社の評判が悪くなる
会社としては大きな損害につながります。
こうなってしまうと、
- 営業マンは顧客対応に追われ、営業活動に支障が出て売上が激減
- 制作の作り直しが何度も発生し、未着手の案件がたまり、さらにクレーム化
- 会社の評判が悪くなり、採用で人材確保が困難になる
- 採用が困難なため、仕事を受けれず、会社の売上が停止
上記のような倒産一直線の道を進むことになります。
営業だけの収益に頼らないということは、バックヤードの強化と安定化につながります。
経営者や幹部は営業とバックヤードの調整に注力するべき
会社にとって売上は最も重要です。
会社に属するもの全員が、いかに売上につながるかということを考え、行動することがたいせつです。
そのためには、社員がいかに売上に集中できる環境をつくるかが経営者や幹部には求められます。
営業するのは人です。
営業という仕事は特に人が磨耗しやすい仕事です。
常に会社の売上を作らなくてはいけないプレッシャーにさらされています。
さらには顧客へのフォローも欠かせません。
売上を作る、顧客をフォローするという面では、よほど大手の会社ほど人が集まる会社でなければ替えがきかない仕事です。
採用から育成までにも多大なお金と時間がかかります。
営業だけに頼った組織づくりではバックヤードが追いつかず、経営困難になります。
バックヤードばかり強化しても売上が下がってしまい、経営が危うくなります。
経営者や幹部は、常に営業とバックヤードの調整に動く必要があります。
さらには、営業だけに依存しない収益を確保することです。
そのための事業、資金繰りがたいせつです。
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